神崎ホフマン窯の新所有者に保存を要望

 平成13年1月に突然、神崎ホフマン窯のある敷地が競売公告され、愕然としてからこれまでに、一度の競売延期、二度の競売で入札者が現れず、ようやく三度目に落札者が決まりました。新所有者は、財団法人舞鶴文化教育財団の理事の高橋博氏です。保存を前提とした入札参加と報道され、安堵しました。さる2月24日に理事長と事務局長が、財団を訪ね、これまで預かっていた神崎地区住民の保存署名簿、全国から寄せられた保存メッセージを添え、当倶楽部からの保存要望書を手渡しました。それに対する、文書をいただきましたので全文を皆様にご報告します。

平成15年2月24日

赤レンガクラブ事務局長 馬場 様

神崎ホフマン窯・煙突敷地について

○私が、この土地の入札に参加し、落札したのは、他の地域の人の手に渡ったり、他の目的のためにこの土地を利用されたりすることがないようにとおこなったものであり、当面私的な利用を考えてのものではない。
○土地は確保したが、当面至急に何らかの手を加える計画はなく、将来的にはできるだけ多くの方に喜んでもらえるような活用を考えたい。
○そのために、市役所、地元の人々、文化財の保護や社会福祉などを考えられる市民団体等と、相談のうえで今後のあるべき姿を考えたい。
○ホフマン窯・煙突等の敷地は、上記の目的のために提供してゆきたい。しかし、その維持や管理については、資金等において応分の協力はしても、基本的な運営は貴クラブ事務局等、この地の有効的な活用を考える皆様方にお願いしたい。
現在、相当に窯・煙突が損傷しており、私どもの手元にあるうちに倒壊するような事態を憂慮している。貴クラブ等で、何らかの対策を考えられ、有効な行動を起こされたいのであれば、むしろ、早急な対応を希望する立場である。

 ホフマン窯のパンフレットで全国の他の3箇所のホフマン窯を説明し、今後、保存に対して協力していく事を申し上げました。
 皆さん、神崎ホフマン窯は相当に老朽化しており、主煙突がいつ倒れても不思議でない状況です。新所有者から基本的な運営団体として指名されましたので、今後皆さんのご意見を伺いながら進めていきたいと考えています。  是非、保存改修に対する皆様のご意見また、保存基金をお寄せください。