赤煉瓦倶楽部舞鶴

産経新聞提供(平成2年11月26日付)

「赤煉瓦シンポINまいづる」全国から180人参加
魅力やまちづくり話し合う
 
(新聞掲載の写真ではありません) (新聞掲載の写真ではありません)
 建築学的にも貴重な資料といわれるレンガ建造物を通じて、地域の活性化と個性あるまちづくりを進めようと、舞鶴市で25日、「赤煉瓦シンポINまいづる」が開かれ、全国各地から参加した大学、行政関係者、町づくり研究グループの代表ら約180人が、赤レンガの魅力、赤レンガを生かしたまちづくりなどについて熱っぽく語りあった。
 舞鶴市と横浜市でそれぞれレンガ建造物の調査とまちづくり運動を進めているグループが実行委員会をつくって企画したはじめての催し。午前中、舞鶴市内の湾岸部に建ち並ぶ明治、大正時代の赤レンガの倉庫群と、市内神崎に残されているホフマン式のレンガ窯を見学。午後1時から、レンガ倉庫群と隣り合った舞鶴商工会議所ホールでシンポジウムを開いた。シンポでは地元を代表して町井正登・市長が「貴重な文化遺産であるレンガ倉庫を何とか町おこしの素材にしたい。よい活用の方法を教えていただきたい」と歓迎のあいさつ。続いて西村幸夫・東大工学部助教授(都市工学)が基調講演し、「まちづくりは物的なものを残すだけでなく、そこに住む人たちのコミュニケーションを大事にすることが必要だ」と、地域の人たちの意識の盛り上がりの必要性を指摘した。
 さらにパネルディスカッションでは、横浜でレンガ倉庫の保存・活用を中心にまちづくり運動を進めている同市職員、仲原正治さん(41)、舞鶴市内のレンガ建造物を調査している「まいづる建築探偵団」の馬場英男さん(45)ら6人が、レンガ建造物の特徴、これからのまちづくりのあり方などについて話し合い、参加者たちは、メモをとりながら最後まで熱心に聴き入っていた。
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