赤煉瓦倶楽部舞鶴

産経新聞社提供(平成2年6月21日付)

丹後リゾート構想舞鶴湾地区
赤レンガ倉庫群を活用 文化ゾーンに 
東山には国際会議場など


 丹後リゾート構想での重点整備地区、舞鶴湾地区の整備構想を検討している舞鶴市は、湾岸の赤レンガ倉庫群の活用などを中心とした試案をまとめ、20日までに、新たに設けた舞鶴地区リゾート推進懇談会に提示した。
 都市型リゾート地区として指定された舞鶴湾地区は、北吸、浜両地区の市街地沿いの湾岸から大浦半島にかけた約3600ヘクタール。このうち市街地に隣接した東山と倉庫群の活用について、市企画課が昨年10月から試案づくりに着手。山頂部を削って1.4ヘクタールの広場を造った東山(高さ60メートル)と、レンガ倉庫群の2つを核とした基本案をまとめた。
 東山ゾーンでは周辺の総合文化会館や官公庁の施設を生かし、国際的な会議やイベントも開けるコンベンションホール、高級ホテルなどを計画。東山の地下にある旧海軍の司令部跡は、ディスコやバーなど、息抜きできる空間とする。
 レンガ倉庫は12棟のうち市役所横と国道27号沿いにある6棟を転用。ギャラリー、海外の産物を集めた友好国際バザール、海洋文化センター、カーニバル広場など、文化ゾーンとして整備する。
 今回の構想をまとめるにあたって市は、既存企業と共存できる施設のはりつけによって、地域経済への波及効果を狙うとともに、市民も気軽に利用できる施設をつくることを基本に置いて検討してきた。若者が定着できる町づくりという狙いもある。
 市はこの試案について、「あくまでも検討材料。大いに議論してもらって、地域の活性化に結びつく整備構想としてまとめたい」といっている。
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