赤煉瓦倶楽部舞鶴

毎日新聞提供(平成3年3月8日付)

山下洋輔さん 
赤れんが倉庫群舞台に屋外ジャズコンサート 
8月3日、舞鶴で


 舞鶴市北吸に残る赤れんが倉庫を舞台に、世界的なジャズピアニスト、山下洋輔さんの屋外コンサートが8月3日、開かれる。照明に浮かび上がる倉庫と前衛ジャズの取り合わせは、レトロ感覚あふれた真夏の夜の競宴として注目を集めそう。
 舞鶴市内には明治から大正にかけてつくられたれんが構造物が59ヶ所現存、市民グループを中心にれんがを活用したまちづくりの機運が高まっている。昨年日本で初めて開かれた赤れんがシンポジウムの主催団体の一つ「まいづる建築探偵団」がれんがの魅力を全国に伝えるためジャズライブを企画、山下さんに出演を持ちかけた。
 エッセイストとしても知られる山下さんは、監獄の建築を手がけた祖父、啓次郎さんが設計した鹿児島刑務所の撤去に反対、5年前に刑務所で開いた異例のライブがきっかけで刑務所の正門が残された。古い建築物に関心の深い山下さんは市民グループの依頼を二つ返事で引き受けた。
 まいづる建築探偵団の馬場英男団長(45)は「毎年ジャズライブを開き、海外のアーチストも招いて舞鶴の代表的な催しとして発展させたい」と話している。
 ざん新なライブを
 現在、北海道をツアー中の山下さんは「横浜のれんが倉庫でもコンサートを開いたことがある。祖父は鹿児島のほかにれんが造りの刑務所を設計しており、以前かられんがとの因縁を感じる。ざん新な雰囲気のライブにしたい」と語っている。
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