赤煉瓦倶楽部舞鶴

京都新聞提供(平成6年6月1日付)

市民グループ「赤煉瓦倶楽部・舞鶴」 
産業考古学会から表彰
遺産保存功労者に
シンポやジャズフェスの開催 評価受ける


 舞鶴市内に点在する赤れんが建造物を生かしたまちづくりを展開している市民グループ「赤煉瓦(れんが)倶楽部・舞鶴」が、日本の産業遺産の研究や保存などを進めている「産業考古学会」から、”産業遺産功労者表彰”の団体部門に選ばれ、このほど東京での同学会総会で表彰を受けた。
 選ばれた理由は、市内に残る約70の赤れんが建造物を調査、横浜のまちづくり研究会などとネットワークを広げ、れんがをテーマにしたシンポジウムの開催や赤れんが倉庫群をバックにした「赤煉瓦ジャズフェスティバル」を成功させたこと、さらに、これらの活動で行政を動かし、昨年の市制50周年記念事業の目玉として、れんが倉庫を生かした博物館開設の原動力となったなどの成果が評価された。
 事務局長の馬場英男さんは「見捨てられていた赤れんがの建物が市民運動の盛り上がりで認められたことはうれしい。今後も、れんがを生かしたまちづくりで他都市の参考になるよう頑張りたい」と喜んでいる。
 産業考古学会(事務局・東京)は77年に発足。日本学術会議を組織する団体の一つで、大学教授や学生、会社員らで構成。明治以降の産業建築物などを文化遺産として研究、保存しており、琵琶湖疏水の第一トンネル立杭など34件を 「推薦産業遺産」として認定。個人や団体に贈られる 「産業遺産保存功労者表彰」は42件にのぼる。
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