赤煉瓦倶楽部舞鶴

産経新聞提供(平成3年6月4日付)

れんが建築を保全、活用
知恵を出し合おう 魅力あるまちづくり
舞鶴に「赤煉瓦倶楽部舞鶴」発足


 舞鶴市内に数多く残るれんが建造物の保全と活用に知恵を出し合おうという、れんがファンの組織「赤煉瓦倶楽部舞鶴」がこのほど発足した。各地のれんが愛好者グループとの情報交換や見学会などを進めながら、れんがの持つ魅力を語り合い、まちづくりの輪を広げていくという。
 舞鶴市の職員たちでつくる「まいづる建築探偵団」の呼びかけで、倶楽部に会員登録したのは130人。東京や京都など市外から参加した人も約20人。
 市内の旅館で開いた発会式は、まちづくりグループのメンバーをはじめ、主婦やお年寄りなど約70人が出席。建築探偵団団長の馬場英男さんのあいさつに続いて乾杯すると、早くもあちこちで、れんがやまちづくりに寄せる熱っぽい話題が広がった。
 数年前から市にれんが倉庫の活用を訴え続け、先に煉瓦美術館建設資金づくりのチャリティー絵画展を開いた市内五条の端野末吉さん(78)は「舞鶴にはれんが倉庫という立派な財産があるのだから、ぜひ市展や常設展が開けるような美術館をつくりたい。会員の一人として、市民に呼びかけていく。」と大張り切り。
 知り合いの婦人たちと一緒に参加したという同市浜の商店の主婦、伊庭節子さん(42)は「神戸なんか、れんがの建物を利用して素晴らしい空間をつくっています。舞鶴でも趣味の展示会を開けたり、何にでもつかえるフリースペースの場をつくるなど、外からお客を呼べる楽しい町にしたい」と目を輝かせていた。
 赤煉瓦倶楽部舞鶴は、市内外を問わず、れんがに興味のある人は、だれでも入会できる。
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