赤れんが博物館「新着れんが展」

 赤れんが博物館では、全国の事業所や個人かられんが収集にご協力いただいいます。
 この度、新規に入手しました国内6ヶ所のれんが等20点を展示する「新着れんが展」を平成12年3月18日(土)から4月9日(日)まで開催いたします。
    大阪市中央公会堂のれんが(3点)
    第一勧業銀行京都支店のれんが(3点)
    雙葉学園(東京)のれんが(10点)
    別子銅山(愛媛県新居浜市)のれんが(2点)
    飛行船刻印入りれんが(舞鶴市内で採取)(1点)
    横浜元町公園のジェラール瓦(1点)
 
【大阪市中央公会堂】
 大阪のシンボルの一つともなっている大阪市中央公会堂は、1918年(大正7)11月大阪の株仲買人であった岩本栄之助が当時の額で100万円を市へ寄付して大阪市北区中之島に建設されたものとして有名な建造物です。
 この大阪市中央公会堂は老朽化のため、2002年(平成14)秋の竣工を目指して保存再生工事が進められています。
 このれんがは今回の工事の際に、大阪市中央公会堂のご協力により採取させていただいたものです。
れんが:大阪窯業株式会社(1894年(明治27)設立)製刻印入り赤れんが

【雙葉学園(東京都)】
 この学園の創立当時の建物の設計者はチェコ人建築家ヤン・レツルで、彼は広島の原爆ドーム(広島県物産陳列館)の設計者として有名です。学園の建物は戦災で消失しましたが、れんが塀と門柱は罹災をまぬがれ戦後に建てられた校舎でも使用され、往時の面影を残す唯一の建物でした。この度この校舎が建て替えとなり、れんが塀と門柱の保存が難しく、残念ながら取り壊されました。
 このれんがは、取り壊された塀・門柱のれんがで、1999年(平成11)7月、雙葉学園のご協力によりご寄贈いただいたものです。
れんが:大阪窯業株式会社八王子工場(1911年(明治45)操業)製刻印入り赤れんが(役物れんが)

【飛行船刻印入りれんが(舞鶴市)】
 「飛行船刻印入りれんが」は、舞鶴市布敷地内の池内川の通称「五老の滝」付近の川底から採取されたものです。色や形状から「半耐火れんが」と考えられますが、このような飛行船の刻印の入ったれんがはまだ全国でも発見されておらず、1927年(昭和2)に廃坑となった舞鶴市字別所の横山鉱山(銀、銅、硫化鉄)施設との関連があるとすると大変興味深いものです。
(提供者:舞鶴市字森 中 清氏)
れんが:製造元・年代不明刻印入り半耐火れんが
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