赤煉瓦倶楽部・舞鶴

日本の巨大煉瓦建築

東京駅 碓氷トンネル
東京駅 碓氷トンネル
 巨大と言っても、個々の煉瓦が大きいという訳ではなく普通の大きさの煉瓦を積み上げて完成した建物が巨大だという意味です。要するに大量の煉瓦を使っているという訳です。その実例を探すと、まず最初に東京駅・大阪市中央公会堂・北海道庁の“赤煉瓦三羽ガラス”がすぐに思い浮かびます。ところがこの“三羽ガラス”、最も煉瓦を多く使用したベストスリーにはならないようです。とくに大阪中之島の中央公会堂は煉瓦と鉄筋コンクリート造の混構造で、煉瓦の数は必ずしも多くはないでしょう。工事記録または現在の状況から各建物の使用本数を調べてみると、@東京駅(3階建・化粧煉瓦除く)833万本、A北海道庁250万本、B旧カブトビール(増築部分含む概算)240万本、C旧富岡製糸場(主な3棟の概算)117万本となります。ですから日本一の巨大煉瓦建築は、東京駅ということになります。しかしながらわが国にはもっと大きな煉瓦の塊があるのです。一連の建設工事で使われた煉瓦の本数としてはもっと大量の1500万本とか1450万本という記録があります。これらの大事業とは建築ではなく土木工事でした。前者は軽井沢へ抜ける碓氷 トンネル、後者は滋賀県大津から京都市まで運河を通してしまった琵琶湖疏水なのです。


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