赤煉瓦倶楽部・舞鶴

「煉瓦」ってどこの言葉?


 レンガは煉瓦と書いて、れんがと読みます。レンガと片仮名で書かれることも多いので、うっかりすると外来語かと思ってしまいます。けれどもあの四角い土の固まりを、れんがと呼ぶのは日本だけなのです。英語ではブリックと言います。
 この言葉はこわすとか、かけらにするという意味のラテン語から生まれたそうで、ちょっとした休憩をさすブレイク(中断)などと同じ仲間の言葉なのです。火で焼かない日干し煉瓦のふるさと、メソポタミア語ではアドベ、お隣の中国では煉瓦は土坏子(トゥピーズ)と呼ばれます。
 中国には日干し煉瓦のトゥピーズだけでなくきちんと焼いた焼成煉瓦をも含めて磚(せん)という名前が広く使われますが「れんが」という発音の語はないようです。
 日本語の煉瓦の「煉」の字は、火で焼いてつくるという意味で、煉瓦という名前は明治時代の日本人が、西洋から入ってきたばかりの赤い土を焼いた新しい建築材料をみて、焼くという意味の「煉」と、瓦を表わす「瓦」の字を組み合わせてつくった新しい日本語だったのです。


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